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  石垣島食べられる野草

オオバコ
<特徴等> 人に踏まれるところに生え、種子は何かに踏まれるとくっつき、どこへでも運ばれる。踏まれないと周りの背の高い草に負けて姿を消してしまう。
<食べ方> 和え物、炒め物、天ぷら、お茶
 <薬効等>  乾燥させた種子5〜10gを水で煎じ、1日3回服用する。咳止め、下痢止めの効果がある。葉には健胃、整腸、利尿の効果がある。10〜15g程度の量の乾燥させた葉を水400ccで30分ぐらい煎じ、1日3回に分けて服用する。
ツワブキ
日当たりのよい海岸から山地にかけてよく見られます。葉は円心形で表面につやがあり、20〜30pになります。黄色い花が秋から早春にかけて咲きます。和名は「ツヤ(光沢)のあるフキ」と言う意味からつけられたものです。
 <食べ方>  煮物、炒め物、佃煮(つくだに)(葉柄や葉、花) 下処理として、葉柄は皮をむいてゆでておきます。
 <薬効等>  糖尿病、心臓病、咽喉炎(いんこうえん)、扁桃腺(へんとうせん)炎、肩こり(芋)、魚の中毒、ひきつけ(葉)
センダングサ
日当たりのよい草地や道ばた、庭などにいたる所に生育します。高さ1メートルにもなる多年生草木。白い可憐(かれん)な花が咲きます。サシグサやスケベグサの方言名が示すように衣服や動物の体にその種子をつけて広がっていきます。養蜂家(ようほうか)にとっては大切な密源になっています。 
 <食べ方>  アクやくせがないので普通の野菜と同じように使えます。和え物、天ぷらなどで楽しめます。
 <薬効等>  黄疸(おうだん)、肝炎、糖尿病
ムラサキカタバミ
日当たりのよい畑地や道ばたなどに普通にみられます。繁殖力が旺盛なので畑や花壇、庭に入り込むとやっかいです。葉は葉柄のある三出複葉で、春から夏にかけてピンク色のかわいい花を咲かせます。
 <食べ方> シュウ酸を含んでいるので酸味があります。 酢の物や和え物、料理の彩(いろど)りにも使えます。
<薬効等>  粘膜炎症(ねんまくえんしょう)、解熱(げねつ)
イヌビユ
畑地や道ばたで見ることができます。草丈15〜50pほどの一年生草。葉は長い葉柄があって互生(ごせい)し菱状卵形。強健種で、畑で育てる(?)と農家の恥といわれるそうです。
<食べ方>  若葉は炒め物や茹(ゆ)でておひたし。花穂(はなほ)は天ぷらなどに利用します。また種子は煎(い)ってふりかけにします。
  <薬効等> 不明 。
 <食べ方> シュウ酸を含んでいるので酸味があります。 酢の物や和え物、料理の彩(いろど)りにも使えます。
<薬効等>  粘膜炎症(ねんまくえんしょう)、解熱(げねつ)
シマグワ
野山で普通に見られます。養蚕(ようさん)の盛んな所では植栽もされています。若木は切れ込みの入った形などいろいろな形がありますが、成木では卵形になります。緑色の集合花は1.5pほどで結実して熟すると赤色から黒紫色(くろむらさきいろ)に変わります。幹は堅牢(けんろう)なので三線の棹(さお)などに使えます。
<食べ方> 若葉は野菜代わりに使えます。実はそのまま食べてもおいしい(子供のころのおやつでした)し、ジャム、果実酒、菓子などにします。
<薬効等> 高血圧予防、疲労回復、寝汗(ねあせ)


フジマメ
人里近くの日当たりのよい野や路傍に見られます。葉は三出複葉で広い卵形をしています。花は紫(むらさき)色と白色のものがあり、莢(さや)も紫色のものがあるが、熱を加えると色が消えてしまいます。
<食べ方> 天ぷら、煮物(にもの)など普通の豆類と同じように利用できます。
<薬効等> 食あたり、魚の中毒、急性吐き下し
ウシハコベ
日当たりのよい畑地や道ばたに自生しています。草丈は30〜50pほどになります。葉は長い卵形です。春の七草の一つであるハコベよりも大きいことで「ウシハコベ」と呼ばれています。5枚の花弁は2つ深く裂けているので10枚あるように見えます。
<食べ方>  全草利用できます。茹でて和え物やお浸(ひた)しに、また汁物の具としても利用できます。
<薬効等> 不明
ミント
やや湿り気のある草地に栽培種が逃げ出したものが見られます。最も古くから薬草として栽培されていた植物のひとつで、強い芳香性(ほうこうせい)があります。
<食べ方>  お茶やお菓子の香り付けに。鎮静作用(ちんせいさよう)があるので気持ちが落ち着かなくて眠れないときなどにハーブティーとして飲むといいそうです。普通のお茶と違いカフェインが含まれていないので安眠の妨(さまた)げにならない。又、入浴剤などにも利用できます。
<薬効等> 鎮痛(ちんつう)、鎮静(ちんせい)、健胃(けんい)
ヨモギ(フーチバー)
日本全国の乾いた草地や道ばたに自生。葉の裏にはびっしりと細かい綿毛(わたげ)が生えています。
 <食べ方>  沖縄ではヤギ汁など汁物の具として、また天ぷらや雑炊などで食され薬用として使われています。
<薬効等>  Bカロチンが豊富に含まれており、活性酸素を抑制し免疫力アップに最適だそうです。ビタミンCをはじめ、各種のビタミンがバランスよく含まれ、ガン予防や老化防止に有効。またカルシウムやクロロフィルを含んでいて、骨の強化や貧血改善と血圧の正常化に役立つなど、薬草の王様的存在だそうです。
アキノノゲシ(トゥナラー)
日当たりのよい草地、道ばたにもよく自生します。茎(くき)は直立(ちょくりつ)して、1メートル以上にもなります。葉は互生(ごせい)し、長い針型で長さ10〜25p、羽状に分裂する。 切れ込みのない細葉のホソバアキノノゲシがあります。茎や葉を着ると白い乳液(にゅうえき)が出ます。
<食べ方> 普通の野菜のようにお浸しや煮物など幅広く使えます。
<薬効等> 不明だが、体によい成分が多く含まれていると思われる。(ビタミンZ)と呼ぶ人もいる。

ノビル
日本全土の土手や堤防(ていぼう)、草原や休耕田(きゅうこうでん)など、一度覚えると色々な所で見つけることができる。葉はニラに似ていますが、ニラより丸っこく緑が薄く軟(やわ)らかそうなのですぐ区別ができるでしょう。
 <食べ方>  軟らかいうちは青葉も食べますが、お目当ては、地下の球根(きゅうこん)です。洗った球根に味噌(みそ)をつけてそのまま食べられます。炒め物、天ぷら、卵とじ、漬け物など、肉や魚介類との取り合わせも色々と楽しめるようです。
<薬効等> 胃腸炎
オオタニワタリ
熱帯・亜熱帯地方の湿った場所に生え、樹木や岩上に着生(ちゃくせい)します。葉は葉柄があり、放射状(ほうしゃじょう)に出てきます。
<食べ方>  くるりと巻いた新芽の部分を摘(つ)み、お浸しや煮物、天ぷら等にします。石垣島の居酒屋ではメニューにあるところもあります。
<薬効等> 不明
ブッソウゲ
生(い)け垣(がき)や街路(がいろ)に植栽されています。ハイビスカスの仲間で、方言名はアカバナーと言います。高さ2〜5メートルに達する熱帯性低木(ねったいせいていぼく)で、葉は広い卵形から楕円形(だえんけい)で互生(ごせい)します。
<食べ方>  花は食品の色づけ、若葉は炒め物にします。根の乾燥物は煎じ薬にします。天ぷらしてもおいしいです。
<薬効等>  喘息(ぜんそく)、風邪(かぜ)、むくみ
カンヒザクラ
庭や街路、公園に植栽(しょくさい)されています。沖縄本島北部の名護市や本部町の八重岳(やえだけ)はこれの名所です。北上していくソメイヨシノの桜前線(さくらぜんせん)と違い、沖縄の桜は北から咲き始め、南下(なんか)していきます。
<食べ方>  花は塩漬けにして桜茶に、葉は桜餅(さくらもち)に、実は果実酒(かじつしゅ)にして楽しめます。
<薬効等> 桜湯(桜茶)は二日酔い防止の作用がある。粘膜炎症、解熱
デイゴ
沖縄県の県花で、街路や公園に植栽されています。インド原産の高木で15メートル以上にもなります。5月頃に深紅(しんく)の花を咲かせます。 <食べ方>  新芽や若葉は茹でて和え物や炒め物にします。樹皮は乾燥させて煎じ薬にします。 <薬効等>  解熱、不眠、打撲、腰の痛み
月桃(ゲットウ)
県内各地の山野でみることができます。夏の初め頃に白や黄色の花をつけます。芳香(ほうこう)があり、ムーチーや蒸(む)し菓子などに香り付けと防腐(ぼうふ)に用いられます。竹富町の花です。
<食べ方>  芳香成分を抽出して、お茶やお菓子などに用いられます。
<薬効等>  健胃整腸(けんいせいちょう)、消化不良、腹痛(ふくつう)、下痢(げり)(いずれも種子の乾燥物)

スミレ
日本(にほん)には北から南まで、ざっと50種類(しゆるい)ほどのスミレが生息しています。スミレ属(ぞく)にはこれといった毒草(どくそう)がないために、スミレと名のつくものは、ほとんど全てが食べられるそうです。
<食べ方>  春の新葉(しんば)や花を和え物やお浸しにして食べます。
<薬効等> 不明
長命草 ボタンボーフウ
沖縄県特有の珊瑚礁石灰岩でできた岩場など、厳しい自然条件の中で自生する常緑多年草で、濃い肉厚の緑の葉をしています。ビタミンやカロチンが豊富で、強壮作用(きょうそうさよう)があります。沖縄では、「1株食べると1日長生きする」として、「チョーミーグサ」と呼んでいます。
<食べ方> 独特の苦みと香りが肉や魚などの臭みを消したり、毒消しの効果もあり、山羊汁や刺身のつま等に利用されています。
<薬効等>  一般的に栄養価が高い「ホウレンソウ」を上回るビタミ ンA、B2、C、E・カロチンが含まれているそうです。
アザミ
アザミの仲間(なかま)は種類(しゆるい)が多く、日本では30種類(しゆるい)ほどが生息(せいそく)しています。地域的(ちいきてき)に限定(げんてい)される種(しゆ)もありますが、北海道(ほつかいどう)をのぞいて全国的(ぜんこくてき)に生息(せいそく)しているといってよいでしょう。多くが草原(そうげん),林縁(りんえん)、沢沿(さわぞ)いなど明(あか)るい場所(ばしよ)を好(この)みます。
 <食べ方>  根はキンピラや炒め物、若芽(わかめ)を天ぷら、炒(いた)め物にします。
<薬効等> 不明
ギシギシ
肥沃(ひよく)な場所では、必ずといっていいほど見られる植物で、高さ120pにもなります。若芽は食用となり、根は、薬草として用いられています。
<食べ方>  新芽や若葉を炒(いた)め物や和え物にします。根の乾燥物は煎じ薬にします。
<薬効等>便秘、皮膚病、吐血、リュウマチ、婦人病
タンポポ
現在(げんざい)日本には、日本在来(ざいらい)のカントウタンポポ、カンサイタンポポ、トウカイタンポポ、温暖地(おんだんち)に多いシロバナタンポポ、寒冷地(かんれいち)に多いエゾタンポポと、帰化植物(きかしよくぶつ)であるセイヨウタンポポ、アカミタンポポなどが生息(せいそく)しています。そしてこれらはすべて同じ要領(ようりよう)で食べることができます。
  <食べ方>  葉も茎も花も根も全部食べれます。春先の若菜はサラダに、根はキンピラにします。
<薬効等> 不明
ツルムラサキ
薮地や道路脇などに自生します。葉は葉柄があって互生し、広い卵形で先端はとがっています。葉のわきから長い花柄が出て多数の小花が穂状につきます。現在は、野菜として売られています。
<食べ方>  茹でて和え物に、天ぷらや炒め物に利用できます。実はお酒やお菓子に利用できます。
<薬効等> 黄疸、関節リュウマチ、淋病

ハマウド
沖縄各地の海岸に自生します。葉は大きく、春から初夏(しょか)にかけて中央から伸びた茎(くき)に白い小花が多数咲きます。独特の香りがあります。
<食べ方>  新芽や若葉、つぼみは天ぷらに、茹(ゆ)でてお浸しや油炒めなどに利用します。
<薬効等> 風邪(かぜ)、腰痛(ようつう)、頭痛、痛風(つうふう)、慢性気管支炎(まんせいきかんしえん)
ツルソバ
低地の日当たりのよい山野や畑の道路沿いに見られます。半蔓性(はんつるせい)で、花がソバに似ることから名付けられたそうです。葉は、広い卵形で先は尖(とが)っています。
<食べ方>  若い葉と茎は茹でてお浸しや和え物、炒め物に、熟した実は生食(そのま食べる)します。
<薬効等>  肋膜炎(ろくまくえん)、打ち身、止血
スベリヒユ
マツバボタンの親分(おやぶん)のようなといえば、初めての人にもわかる全国的(ぜんこくてき)な野草(やそう)です。畑(はたけ)、庭(にわ)などで赤っぽい茎を這(は)いつくばるように伸(の)ばすので、根っこごと引き抜いてポンと捨てておくと、太陽にカンカンに照らされているのに、一週間後には再び伸(の)び始めることもあるほど 、じつに生命力(せいめいりよく)の強い植物です。カマで切っても根が残っていると、いずれ復活(ふつかつ)します。
 <食べ方>葉つきの茎をアク抜きをして、和え物、炒め物にする。
<薬効等> 不明
シロツメクサ(クローバー)
ヨーロッパ、北アフリカ原産(げんさん)の帰化植物(きかしよくぶつ)で、滋養強壮効果(じようきようそうこうか)が高いといわれます。生ではかなり酸(す)っぱくて、食べれるものではありません。
  <食べ方>  若葉を茹(ゆ)でてサラダに加えたり、炒(いた)めて肉料理の付け合わせにする。花も茹(ゆ)でて酢の物としたり天ぷらにする。
<薬効等> 不明
毒草について
○アセビ、○キョウチクトウ、○チョウセンアサガオ、○オシロイバナ、 ○スズラン等たくさんあるようです。
<留意>
初心者が山菜取りや薬草の採取をする場合には目的とする山菜や薬草についてはもちろんのこと、毒草についても事前によく勉強しておくことが必要です。できれば経験の豊富な人に同伴してもらうとよいでしょう。また、薬草を利用する場合も中途半端な知識では不十分です。専門家の意見を聞くなどして万全を期して下さい。とにかく、「自信のないものには手を出さない! 口に入れない!」が鉄則。毒草には十分に注意してください。 <誤って毒草を食べたときは>   毒草を飲んだり食べたりすると下痢や腹痛など色々な症状が現れる。毒草だと気付いたり異常を感じたりしたら、ただちに胃の中のものをすべて吐き出し、救急車を呼ぶか、医師の診察を受けるかする。その時に食べた毒草のサンプルがあるとさらに良い。

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